市長施政方針


ページ番号1000802  更新日 令和3年3月31日


令和3年度施政方針

令和3年度予算及び関係議案の提案に当たり、私の施政方針について申し述べる機会をいただき、厚く御礼を申し上げます。

昨年を振り返ってみますと、世界中が未知のウイルス「新型コロナウイルス感染症」の脅威にさらされ、人々の生活は一変しました。そして、「100年に1度」とも言われるこの感染症の猛威により、学校・保育園の臨時休業・臨時休園、緊急事態宣言の発令、2020年東京オリンピック、パラリンピックの延期、第2波、第3波の襲来など、社会全体がかつて経験したことのない混乱に包まれた1年でありました。

このような中、本市では、令和2年2月に近隣市町に先駆けて新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、本市としての意思決定を明確にしながら、小中学校の臨時休業を始め、公共施設の休館、市制施行10周年記念事業やあまつりを始めとした多くの行事を中止する一方、市民の皆様の生活支援や市内中小企業者等への支援など、スピード感をもって取り組んでまいりました。

新型コロナウイルスが猛威を振るう状況において、時々刻々と変わる状況を把握しながら、最悪の事態を想定した対策を、機を逸することなくトップダウンで迅速に実施する。これこそが、不測の事態を乗り越えるために、首長に求められるリーダーシップであると私は考えます。

未だこの先の状況を見通すことは困難でありますが、今後とも市民の皆様のいのちと健康、暮らしの安心・安全を第一としつつ、地域経済や雇用、市民生活を守るため、国、県、関係機関とも連携し、私、自らが先頭に立って、リーダーシップを遺憾なく発揮してまいります。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、先ずは、最優先に取り組むワクチンの接種を安全で円滑に実施するほか、状況が刻々と変わっていく中にあっても備えを怠らず、様々な対策を柔軟に講じてまいりますので、議員各位のひとかたならぬ御配慮を賜りますようお願い申し上げます。

あま市が誕生して10年が経ちましたが、社会情勢は常に変化しているため、新たな課題も発生しております。この先10年間、本市が更に発展していくために、市民の皆様が住み続けたい、また、市外の方々が住みたいと思う高い都市力を備えた、頼りがいのある足腰の強いまちとするため、地域をリードし、新型コロナウイルス感染症にも負けない「勇健都市あま」の実現を目指してまいります。

以上、これまで市政運営の任を与えていただいた私の現在の想いを述べさせていただきました。

さて、令和3年度予算の編成に当たっては、全ての事業において、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底し、対策が困難な事業につきましては、縮小や中止することといたしました。また、新型コロナウイルス感染症の影響による市税の大幅な減収を踏まえた本市の中期的な財政展望を全職員が認識した上で、「選択と集中」による実効性の高い取組を行い、山積する将来の課題に取り組むことを念頭に置きながら、新庁舎整備を始めとした大型事業を着実に推進し、真に魅力あるまちづくりに向けて、予算を編成いたしました。

それでは、令和3年度の主要な施策について、総合計画で設定いたしました5つの基本目標ごとに、概要を説明させていただきます。

第1の目標「安全が確保され、安心で快適に暮らせるまち」に関する施策です。

火災・災害に備え消防団を運営するために必要な分団車庫について、機能移転のための整備を進め、地域消防力を維持してまいります。

交通安全では、高齢者を対象に、安全運転支援装置の購入及び設置に要する経費の一部を補助することや、新たに児童・生徒や高齢者に対し、自転車乗車用ヘルメット購入費の一部を補助することにより、交通事故件数の減少を図ってまいります。

都市基盤対策では、将来のまちづくりの方針を定めるため、「あま市都市計画マスタープラン」を見直すほか、五条広域事務組合による斎場が供用開始の運びとなるため、その運営費を負担してまいります。

交通網整備では、今まで試行運行としていた地域公共交通を本格運行へ移行してまいります。また、中枢防災拠点とする新庁舎の建設と同調した周辺道路の計画的な整備を始め、都市計画道路木田駅前線の整備や市道伊福徳実線の道路改良を進めるとともに、新たな取組として、道路照明灯のLED灯への更新や、街路樹を市の木であるハナミズキに植え替えて、美しい並木道へと計画的に再生するなど、生活に密着した道路施設の整備を進めてまいります。その他にも、愛知県が進める西今宿東条線の整備に合わせ、市道新居屋上萱津線交差点改良の用地購入を行うほか、引き続き、都市計画道路安松鷹居線の整備に必要な用地についても計画的に取得してまいります。

第2の目標「心身ともに健康で、いきいきと暮らせるまち」に関する施策です。

健康づくりでは、市民意識調査による健康課題を把握した上で、「第2次あま市健康づくり計画」の中間評価を実施するほか、コロナに負けない健康づくりをスローガンに健康マイレージ事業を拡充し、市民の皆様の生活習慣の改善や、健康づくりに対する意識の向上を図ってまいります。また、自殺や自殺関連事象等に関する正しい知識の普及啓発を行ってまいります。さらに、市民病院については、患者様一人一人がより快適かつ安全にリハビリテーションを行うことができるよう、機能訓練室及びリハビリテーション室の拡張工事に向けた実施設計を行ってまいります。

社会福祉では、就業が著しく困難な生活困窮者の方に対する就労準備支援及び家計改善支援を行ってまいります。また、7月1日には、成年後見支援の核となる権利擁護センターを開所し、精神上の障がいにより判断能力が十分でない方の財産等の権利を守るための相談支援を行うとともに、新たに民間が設置する児童発達支援センター内に相談窓口を設置し、発達に不安を感じる児童の保護者からの相談支援を行ってまいります。

高齢者福祉では、新たに、認知症の方やその家族の支援ニーズと認知症サポーターを繋ぐ仕組みを構築するとともに、グループホームが取り組む災害時における防災マニュアルの作成を支援してまいります。

子育て支援では、仕事と子育ての両立を支援するため、引き続き、保育園及び放課後児童クラブの待機児童ゼロを維持するほか、民間保育所の大規模改修に対して補助金を交付してまいります。また、放課後子ども教室については、新たに、甚目寺東小学校及び甚目寺西小学校に開設し、市内の全小学校において実施することで、地域全体で健全な児童の育成を図ってまいります。

第3の目標「郷土に誇りと愛着が持てる、魅力あるまち」に関する施策です。

本市の教育の目指すべき姿を描き策定した「あま市教育立市プラン」は、令和3年度で期間満了となるため、総点検を実施し、次の計画へ繋いでまいります。

教育環境の充実では、本市の各種計画を踏まえ、新たに、将来を見据えた持続可能な学校のあり方に関する基本的な方針を策定するほか、国のGIGAスクール構想に呼応し整備したタブレット端末を活用して、学びの質の向上を図ってまいります。また、甚目寺西小学校の児童数増加に対応するため、令和4年4月1日までに校舎を増築するとともに、現在、使用中止としている美和中学校体育館については、改築に向け、スピード感をもって取り組んでまいります。

旧学校給食センターについては、引き続き、「あま市公共施設等総合管理計画」に基づき、解体を行い、行政の効率化を高めてまいります。

また、スポーツ団体、組織及び学校が連携・協力していく仕組を構築し、市民の皆様のスポーツ実施率といった関連指標の向上を目指すため、スポーツ推進計画を策定してまいります。

第4の目標「自らの力で歩み続ける、活力のあるまち」に関する施策です。

農業振興では、適切な湛水防除を図るため、引き続き、排水能力が低下している農業集落排水施設などの整備を計画的に進めてまいります。

商工業の振興では、引き続き、東京圏からの本市への移住及び中小企業等への就業を支援するほか、商工会を支援することで、地域商工業の振興及び安定を図ってまいります。また、観光振興では、観光協会による市内の観光スポットの発掘、発信や観光資源の紹介を支援してまいります。

企業誘致の推進については、方領地区工業団地周辺道路の詳細設計を行うなど、関係機関と協議しながらスピード感を持って取り組んでまいります。

行政改革では、全庁的にLGWANチャットを利用し、新型コロナウイルス感染症対策として、3密を避けたチャット会議による意思決定や情報共有の迅速化を進めるほか、マイナンバーカードの更なる普及促進を図るため、4月1日から専用窓口を開設してまいります。また、新庁舎整備では、本体工事に着手してまいりますが、コストの抑制に努めながら、令和5年5月の開庁に向けて着実に進めてまいります。

第5の目標「交流と連携による、一体感のあるまち」に関する施策です。

人権教育では、人権教育及び人権啓発に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、「第2次あま市人権尊重のまちづくり行動計画」を策定するとともに、男女共同参画社会実現のため、「第2次あま市男女共同参画プラン」を策定してまいります。

市民との協働では、市民活動の拠点となる市民活動センターを継続して運営し、市民活動団体を支援するとともに、まちづくり委員会を核とした「協働のまちづくり」を実践する担い手づくりに力を注いでまいります。

議会に関連する予算といたしましては、市民に、より開かれた議会を目指す施策に対応するものとして、引き続き、市議会本会議の中継などに関する予算を計上させていただいております。

以上、令和3年度の主要な施策について、申し述べました。

3月11日には、東日本大震災から10年を迎えます。この震災では、甚大な被害のほか、行政の危機管理、リスクマネジメントのあり方が浮き彫りとなりました。そうした中で、現行の「第1次あま市総合計画」が令和3年度に最終年度を迎えますが、施策全般について総点検を行い、東日本大震災の教訓を活かした防災対策の強化、超高齢社会への対応や人口減少社会への備え、そして、持続可能な開発目標であるSDGsの理念などを踏まえた上で、これからのあま市の10年間を描いた「第2次あま市総合計画」を策定してまいります。

夢や希望、明るい未来が広がる、そんな魅力満載なまちづくりを不退転の決意で展開してまいる所存です。

市政に対する市民の皆様そして議員各位の一層の御理解と御協力を心からお願い申し上げ、私の施政方針といたします。


企画財政部 企画政策課 【本庁舎】
あま市木田戌亥18番地1
電話:052-444-1712 ファクス:052-444-0982


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