市長施政方針


ページ番号1000802  更新日 平成30年10月24日


平成30年度施政方針

今から8年前、あま市が誕生した当時から、高齢化による社会保障費の増加や公共施設の老朽化の進行、また、人口減少といった問題により社会情勢が激しく変化していく真っ只中にありました。

こうした中で、1期目は、市民の皆様に一生涯、住み続けたいと思っていただけるよう、「第1次あま市総合計画」を始めとする様々な計画を策定し、市民の皆様と協働のまちづくりが展開できるような仕組みづくりに取り組みました。

言うなれば、あま市の土台づくりに力を注いだ4年間でありました。

2期目に入りましてからは、1期目に策定した計画を具現化するため、「勇健都市“あま”」を掲げ、市民の皆様の健康づくりをサポートするとともに、本庁舎や新学校給食センターの整備といった大型事業を着実に進めました。

人口減少対策では、「あま市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、子どもを生み育てられる環境づくり、企業誘致や起業支援といった商工業の振興などの重点施策に、スピード感を持って取り組んでまいりました。

また、行財政改革の面では、大変厳しい道のりではありましたが、あま市民病院の抜本的な経営の見直しとして、指定管理者制度への移行へ道筋をつけることができました。

1期目、2期目を通して一貫していることは、市民協働によるまちづくりを基本姿勢としながら、時代の変化を見極め、次の時代を見据えたまちづくりを行うことを信念とし、市政運営を進めてきたことであります。

初就任した8年前と比べますと、全国的に人口が減少する中で、あま市の人口は微かではありますが右肩上がりの傾向となっております。

これは、子育て、教育、福祉といった様々な施策に対し、議論を交わし、実現に導いてくださった議員の皆様、そして、こうした取組にご理解いただき、ご協力くださった多くの市民の皆様の温かいご支援によるものと、改めて深く感謝申し上げます。

以上、これまで市政運営の任を与えていただいた私の現在の想いを述べさせていただきました。

さて、平成30年度予算の編成に当たっては、あま市の長期的財政展望を踏まえ、財政規律を堅持しながら、依然として厳しい財政状況にあっても、第1次あま市総合計画や、まち・ひと・しごと創生総合戦略を着実に推進し、未来のあま市への投資という考えのもと、各施策を検証した上で、予算を編成いたしました。

また、「集中財政強化期間」として、財務体質の改善を図るため、大型事業を除く予算規模のスリム化に努めました。

なお、4月に市長選挙が予定されていることから、継続事業や経常経費などを中心とした骨格予算の考え方により編成しておりますが、政策的事業であっても、平成30年度も継続しなければ市民生活に影響があるもの、実施時期や工期の関係から緊急を要するもの、社会情勢の変化へ迅速に対応しなければならないものについては、当初予算に計上することとしておりますので、ご理解いただきたいと存じます。

それでは、平成30年度の主要な施策について、総合計画で設定しました5つの基本目標ごとに、概要を説明させていただきます。

第1の目標「安全が確保され、安心で快適に暮らせるまち」に関する施策です。

「平成29年7月九州北部豪雨」では、2日間の総降水量が多いところで500ミリを超え、甚大な被害をもたらしましたが、いつ発生するかわからない大規模災害へ迅速に対応するため、新たに業務継続計画を策定するほか、災害情報及び避難情報を一元管理できる防災システムを導入するとともに、防災体制を強化するために防災専門員を配置してまいります。

地域防災の重要な担い手である消防団については、地域における消防力の強化と消防技術の向上を図るため、海部地域の代表として愛知県消防操法大会への出場を予定しています。

また、老朽化が著しい下萱津第一排水機場と新居屋排水機場については、補助金を活用しながらポンプなどの更新を行い、排水能力の回復を図ってまいります。

防犯では、昨年11月に設立したあま市防犯協会の活動を支援することにより地域の防犯意識の高揚を図るほか、引き続き、キッズ防犯体験教室を市民協働型で開催してまいります。

都市基盤対策では、新たに沖之島中央地区計画に基づく都市公園整備や区画道路整備を、中枢防災拠点とする新庁舎の建設と一体となったまちづくりとして推進するほか、引き続き、木田郷南地区の土地区画整理事業の早期完了を目指すことにより、魅力ある良好な都市景観を整え、市内への転入者の増加につなげてまいります。

また、市民が身近な場所で葬儀等を営むことができる環境を確保するため、五条広域事務組合が施工する斎場建設に対し、清須市と協議しながら計画的に負担してまいります。

排水路対策では、下水道整備が当面見込めない地域の生活環境の改善を図るため、合併処理浄化槽設置への補助制度を創設いたします。

下水道事業では、平成31年度の公営企業会計移行に向けた準備を遅滞なく進めるとともに、持続可能で健全な運営を図ってまいります。

交通網整備では、新庁舎敷地の外周道路の全ての面に歩道を整備し、歩行者等の安全に配慮した整備を進めるほか、慢性的に不足している甚目寺駅付近の自転車駐車場の増設、都市計画道路木田駅前線の整備に関連する調整池基本設計、橋梁長寿命化計画に基づく橋梁定期点検など、生活に密着した道路施設の整備を進めてまいります。

第2の目標「心身ともに健康で、いきいきと暮らせるまち」に関する施策です。

この4年間は、市民の皆様の健康と活力を応援するため、様々な施策に取り組んでまいりましたが、健康マイレージの申請件数やがん検診の受診率は順調に伸びており、健康意識が確実に高まっているものと実感しております。こうした中で、平成30年度は、高齢者の健康増進事業である「はつらつクラブ」の充実を図るほか、国民健康保険加入者を対象とした特定健診の自己負担額を無料化し、受診率の向上を図るとともに、生活習慣病予防を支援してまいります。

社会全体の課題でもある自殺問題については、心の健康づくりをサポートするため、ネットワーク会議の設置やゲートキーパー養成講座の開催など、自殺対策を総合的に推進してまいります。

また、健康マイレージを始めとする健康増進事業は、逐次見直しを図りながら、引き続き、市民の皆様と協働して取り組んでまいります。

社会福祉では、新たに軽度・中等度難聴児の方へ補聴器購入などの補助制度を創設し、障がいのある方の生活支援を進めるほか、昨年実施いたしましたアンケート調査をもとに、地域福祉計画を見直してまいります。

高齢者福祉では、引き続き、生活支援体制の整備、在宅医療・介護連携の推進、認知症の総合支援に取り組むことにより、高齢者一人ひとりが住み慣れた地域で安心して生活できるよう介護保険制度の適正な運用を図ってまいります。

子育て支援では、仕事と子育ての両立を支援するため、保育園の待機児童ゼロを維持するほか、放課後児童クラブでは、小学校等の空き教室を活用して、定員を拡充することにより待機児童の解消を図るとともに、放課後子ども教室については、あま市にとって最も相応しい教室のあり方や運営方法を検討してまいります。

また、ひとり親家庭の中学生を対象とした学習支援の定員を拡充するほか、子育てコンシェルジュ、妊娠期から子育て期までをつなぐ利用者支援制度、病児・病後児保育、ファミリーサポートセンターなど、引き続き、子どもを生み育てやすい環境を充実させてまいります。

第3の目標「郷土に誇りと愛着が持てる、魅力あるまち」に関する施策です。

教育環境の充実では、中学校の二期制に続き、小学校も二期制へ移行するほか、新たに教育相談センターから学校へ派遣相談支援員を増員した上で配置し、児童生徒の状況に合わせたきめ細やかな対応により、不登校児童生徒の減少を図ってまいります。

また、スクールサポーターや学校支援アドバイザーを継続的に配置します。

さらには、国の補正予算の防災・減災事業を活用しながら、小学校体育館の吊天井を計画的に改修するなど、安全安心な学校環境の充実を図るとともに、引き続き、小中学校の適正規模化を進めてまいります。

新学校給食センターの建設については、平成31年9月の供用開始を目指し、実施設計及び本体工事に着手します。

シティプロモーションの推進では、引き続き、産官学の相互連携による自動走行実証実験や、

あま市のよいこと「見える化」事業を継続することで、あま市の魅力を発信してまいります。

地域文化の発展と生涯学習の充実では、学校プール開放の実施期間を見直して利用率の向上を図るほか、シルバーカレッジを継続して実施するとともに、現在使用中止となっている甚目寺プールを安全面や衛生面に配慮しながら解体し、跡地の有効活用を図ってまいります。

第4の目標「自らの力で歩み続ける、活力のあるまち」に関する施策です。

農業振興では、適切な湛水防除を図るため、甚目寺第二及び第三排水機場を計画的に改修するほか、引き続き、排水能力が低下している農業集落排水施設などの整備を計画的に進めてまいります。

商工業の振興では、商工会が実施する街路灯のLED化への補助制度を創設するほか、企業の流出による産業の空洞化を防ぐため、愛知県と連携して市内企業の再投資を支援してまいります。

また、方領地内への企業誘致を推進するため、地区内の道路交通及び土壌調査、土地利用計画の策定などを、関係機関と協議しながらスピード感を持って取り組んでまいります。

観光振興では、引き続き、観光協会によるイベントや観光ボランティアの育成などを支援するほか、観光資源を活用した賑わいの創出を図り、本市の産業及び観光資源を広く周知してまいります。

行政改革では、新庁舎建設について、平成30年度は用地取得や実施設計に着手するとともに、コストの抑制を図りながら、平成34年度中の開庁を目指して着実に進めてまいります。

また、あま市公共施設等総合管理計画で早期廃止と位置付けられた休館中の七宝郷土資料館を、平成30年度はアスベスト調査を実施し、平成31年度以降に解体することにより、将来の財政負担の軽減を図ってまいります。

第5の目標「交流と連携による、一体感のあるまち」に関する施策です。

昨年から取り組んでおります市内で活躍する女性を取り上げた情報誌の発行は、新たに主役となった女性と市民との交流会を開催することにより事業を拡充するほか、人権教育では、人権講演会の内容を拡充し、さらなる人権教育及び啓発を進めてまいります。

また、市民活動の拠点となる市民活動センター「あまテラス」を継続して運営し、市民活動団体を支援するとともに、まちづくり委員会を核とした「協働のまちづくり」を実践する担い手づくりに力を注いでまいります。

議会に関連する予算といたしましては、市民により開かれた議会を目指す施策に対応するものとして、市議会本会議の中継日数を増加するための予算、及び議会基本条例の制定に関する予算を計上させていただいております。

以上、平成30年度の主要な施策について、申し述べました。

今年は、多くの先人たちが幕末を駆け抜け、明治維新という形で新しい時代を切り開いてから150年となる節目の年に当たります。

一方、来年は、現在の「平成」が30年余りで幕を閉じ、新たな元号に改まる年でもあります。

過去から現代へ、そして未来へ、時代はいつもつながっております。

未来は、人がつながり、分かち合って創られた、強い絆で切り開かれるものです。

まちづくりも同じことが言えるのではないでしょうか。

時代の波に呑まれないよう、市民の皆様や企業、行政が手を取り合い、新たなステージへの進化と飛躍を遂げる、それが未来のあま市の姿と考えます。

今、未来のあま市づくりに必要だと考えられる施策を、平成30年度予算に盛り込ませていただきました。

市政に対する市民の皆様そして議員各位の一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、私の施政方針といたします。


企画財政部 企画政策課 【本庁舎】
あま市木田戌亥18番地1
電話:052-444-1712 ファクス:052-444-0982


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